バスロッドで狙うアカエイ
この記事ではバスロッドでアカエイを狙う際の釣り場やタックルなどについてまとめています。
アカエイについて
アカエイはトビエイ目アカエイ科アカエイ属に属する魚で尾に毒針をもっています。最大サイズは横幅1mを超えます。
おそらく日本で1番身近なエイで比較的簡単に狙うことができます。
釣り場
「アカエイってどこにいるの?」ということでエイのいる場所を
海や海と繋がっている釣り場なら割とどこにでもいます!
サーフ、漁港、河川の汽水域、汽水の水路など時期などにもよりますが水深が1m以上あればエイがいる可能性は十分あります。個人的に釣りやすいのは水温が高い5〜9月です。
その中でもおすすめなのは河口、水路、小規模河川です。
足場の高いところはランディングが難しいので足場の低い所で釣ることをおすすめします。
河口
河口には時期を問わずいろんな魚が海から入って来ます、エイ以外にも美味しいゲストが釣れるかもしれません。
水路・小規模河川
こちらはコンクリートで足場がしっかりしている場所も多いので初心者の方でも釣りがしやすいです。
出来るだけ水面に近く、スロープのようになっているところが良いです。
↑小規模河川で釣ったアカエイ
タックル
ロッド
バスロッドならメーカーにもよりますがHクラス以上ならある程度の大きさのエイまで対応できます。
リール
シマノの300番相当のリールを基準に河口など広かったり遠投が必要な場所なら400番、川幅が15m程の水路なら150番クラスでも十分対応できます。
ラインの太さや投げる距離と相談して決めてください。
ライン
ラインはPEライン4号以上もしくはナイロン 10号以上をおすすめします。
PEラインは障害物に擦られた際切れやすいので3号以下はおすすめしません。
ナイロンラインはPEラインと比べると安価なので「とりあえずお試しで狙ってみたい。」という方におすすめです。
リーダー
PEラインを使う場合、直結では障害物に擦られた際切られやすいのでリーダーを3mほど結んでおきます。太さは60lb〜80lb程度がおすすめです。
仕掛け
親子サルカンや三又サルカンなどを使ったブッコミ仕掛けがおすすめです。
針
針は石鯛バリ、タマンバリなどの太軸のものであればなんでもいいですが管がついているものが結ぶのが簡単なのでおすすめです。
ハリス
ハリスはナイロン、フロロどちらでもOK、好みの方を使ってください。筆者はナイロンの方が結びやすいのでおすすめです。
太さは60lb〜80lbぐらいがおすすめでこの太さなら歯や障害物に擦られても切れにくいです。
サルカン
パッケージに表示されている強度が50kg以上のものならOK。
オモリ
オモリは底をとれて仕掛けが流されてしまわない重さでOK。
目安は水深2mまでの釣り場、ちょい投げなら20〜30号、水深がある所や流れの早い所、遠投する場合は30〜50号ぐらいです。
参考までに筆者のタックル紹介
ロッド シマノ ゾディアス176MH-G
リーダー バリバス オーシャンレコードショックリーダー 60lb
針 オーナーばり サザンバトル18,20号
ハリス バリバス オーシャンレコードショックリーダー100lb
サルカン ささめ針 パワーステンオヤコ3×4
エサ
エサは魚、イカ、カニなどがありますがアジ、サバ、イワシ、イカなどがすーぱーなどでも入手しやすくオススメです。
特にサバやイワシは匂いが強いのでおすすめ、エサは10cmまでなら1匹掛け、大きい魚は切り身にして針にかけます。頭、腹、尻尾側どこでも釣れますが匂いの強い腹がおすすめです。
ただ、サバやイワシは匂いが強いのでエサ取りが多い時はすぐに取られてしまいます、そんな時はエサ持ちの良いアジやイカがおすすめです。
投入した仕掛けの近くに軽く撒き餌をしておくとエイが寄って来やすくなります。
釣り方
釣り方はとてもシンプルでエイの通りそうな場所に仕掛けを投入して待つだけ。
遠投しても良いですが水路や河口ならエイが岸際でエサを探して泳いでいることも多いので意外と足下でも釣れます。
仕掛けを投入したらラインを張ってアタリが分かるようにします。鈴をつけておくのも良いと思います。
置き竿にしておく場合はドラグを緩めておいたり、尻手ロープなどで竿を水中へ持っていかれないようにしておきましょう。
アタリ
アタリは竿が引き込まれることもあれば竿先がモゾモゾするだけの時もあります、アタリを聞いてからしっかりフッキングしましょう。
ファイト
ファイトする時は糸を擦られないように気をつけて引きを楽しんでください。
底に張り付かれて動かなくなったらテンションを少し緩めて待ってみると動き始めるのでそのタイミングで浮かせます。
ランディング
アカエイは尻尾に毒針を持っています
↑赤い丸で囲んであるところあたりに毒針が生えています
毒針を折る事で安全にランディングすることができます。(毒針を折る時は長めのプライヤーなどで十分注意して折ってください)
撮影
やはり釣った魚は写真に収めたいですよね。
アカエイは比較的長時間陸に上げても弱りにくい魚ではありますが、出来るだけダメージを軽減できるようにしましょう。
まずは撮影場所を水で濡らし、そこにアカエイを上げます。こうする事で地面の温度を下げ、ダメージを軽減することができます。
↑エイの周りに水をかけています
噴水口に水をかけてあげれば弱りにくくすることができます。
↑丸で囲んでいる目の後ろの穴が噴水口です
撮影した後は丁寧にリリースしてあげてください。
最後に
水路や漁港などは釣り禁止の場所も多いので事前に釣具店などで調べてから行くと良いでしょう。
安全第一で釣りを楽しみましょう。